あけましておめでとうございます。
去年は毎月記事書きたいなと思っていたのですが、結局夏頃から仕事に忙殺されてかないませんでしたね。
旅行とか結構行っていたので、ネタは有ったんですが…。こちらはそのうち後出しするとして、今年こそは色々軽めな記事も混ぜつつ、ブログ頑張りたいなと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
そんなわけで2022年1記事目は、inkstand by kakimoriのレポになります。
2年ほど前に蔵前にあるkakimoriという、オーダーメイドのノートが作れるお店にお邪魔して、1冊、ノートを作ってもらっていました。
2年間使っているうちに、スクラップブック代わりにしていた部分がとても膨れてしまったので、中紙交換を利用して、スクラップブック部分を取り出してもらおうと思い、kakimoriを再訪したいなと考えていました。
kakimori再訪にあたり、そういえばkakimoriにはオーダーインクができるサービスがあったなということを思い出しました。
実は、ブログにはあまり書いていないのですが、昨年の6月ころから徐々に文房具にはまっていき、秋頃からインクやガラスペンなんかにも手を出し始めていました。
12月には女子文具博にも行きました。すごく楽しかったです。
オーダーインク、とても気になります。
ちょうど行きたい日の予約が開いていたので、遊びに行くことにしました。
1枠5人までで、一人分のスペースがこんな感じ。
実験室みたいで、大学以来の科学実験ぽさにテンションが上がります。
今回は、『文字書きに向いている黄色インク』を目指しました。
色々インクを集めているのですが、万年筆インクは特に黒・青が多いです。他色でもいわゆる、秋冬な渋い色になりがちです。
青・紫筆頭に秋冬色大好きな私には夢のような世界観なんですが、そうすると、なかなか可読性が高い黄色に出会えないんです。
そこで、せっかくならばあまり店で見かけることがない、文字書きに使える黄色インクを作ってみよう!と考えたわけです。
手順はとてもシンプルで、17色のインクから選ぶ3色と、薄め液を組み合わせてインクを作ります。
各色何滴入れたかをメモしつつ、試し書きしながら調整していきます。
調合に夢中になりすぎて写真撮り忘れたんですが、この試し書きのための紙やガラスペンを触ってるだけでも楽しかったです。
完成後、メモの比率に沿ってkakimoriのスタッフさんが調合して瓶に詰めてくれるので、比率は超大事です。
一応、結構な種類のサンプル色の比率があるので、今回はそれをもとに、自分の理想に近い色にしていきました。
たった1滴の量だったり、1滴分を違う色にするだけでガラッと色の雰囲気が変わるのが面白かったです。
作ったインクがこんな感じ。45分間で9色つくりました。
右側にあるのが黄色インクの試作品たちです。
左側は少し時間が余ったので、12月に遊びにいった瀬戸内の海の色が出せたらいいな~と思いながら遊んでいた青系インクです。
あまりうまく作れなかったので、今回はオーダーから外しました。
9色の中から一番いいなと思った色を選んで、瓶に詰めてもらいました。
私のオリジナルインクです。
かわいい~。
最後まで黄緑寄りにするか、オレンジよりにするかで迷いましたが、自分のノートに乗っていたらテンションが上がるものを選びました。
試し書きはガラス棒とガラスペンでの筆記なので、万年筆だともう少し薄い色になるかな。多分。
思っていたよりも愛着が湧いています。
インクにはたいてい、かわいい名前がついているので、このインクにも名前を付けたいのですが、考え中です。
kakimoriのインクは顔料インクで、万年筆に充填してからしばらく書かずにいると詰まったりとなかなか扱いが難しいインクではあるのですが、水や光に強く、にじみや色褪せが少ないという特性があります。
なによりインクを作っている時間がすごく楽しかったので、興味がある人はぜひ行ってみてほしいです。
私もまた行きたいです。