はじめに
今回はタイトル通り趣味の話じゃないです。
別に転職を勧める目的の記事ではないです。
というか、デメリットが無かったり、デメリットよりもメリットが大きいのであれば居るべきだし、同じ世代の労働者がなるべくそういう環境にいてくれる方がうれしいですし。
新卒が三年以内に辞める確率は3割で、その3割になったというのが私の中で大きかったので、記録として残すために書きます。
来歴
2017年の4月に新卒でIT系企業に開発エンジニアとして入社
→2018年7月頃に転職を一度考えるもやめる
→2019年2月頃に再度転職を検討
→2019年4月末に転職先から内定をもらう
→2019年6月末日に退職
→翌月2019年7月に転職先のIT系企業に開発エンジニアとして中途入社
という感じです。
今は転職先の会社で研修やキャッチアップを2週間くらいでやって、簡単なタスクからガリガリと開発させてもらってる状況です。
時系列順に書いていこうと思います。
新卒で入社する(〜2017年4月)
近しい方は知っているかもしれないのですが、だいぶ就職活動には苦労をしました。
私の時は3月エントリー開始、6月就活解禁でした。
大抵、5月のGWには内々定を持っていて、6月には本命の大手を受けてその結果でどっちにするか決めるとか、そんな感じの流れだったとおもいます。
でも、私は6月が終わっても内定一社もなかった。
とにかく面接が苦手でした。覇気がないし、緊張して受け答えできないしで。
あとはIT系一本だったので、なんとなく伝わってくるブラック感にピュアな学生の心が耐えられなくて、募集要項とかネットの評判とか見て病んでた。一回就活の合間に友達に会っただけで泣いちゃったんで相当精神やられてたなあ。
しかし、面接が苦手な私に対して、前職は選考フローが全部試験でした。
一応最後には面接があったんですが、これもお題があってそれを説明するだけ。
あとは社員さんからうちはこういうところだよと説明を受ける感じだったので形式的なものだったと思います。
結局、7月の末に数社から内定をもらった中で、フローが自分の志向と合っていたことと、ちゃんとコードが書けそうなところということで前職の会社に決めました。
一度転職を考えるまで(〜2018年7月)
配属先は希望通り開発の部署でした。
2017年の秋くらいに配属。研修が長かった……(この辺りで前職わかる人もいるかも)
この時点でだいぶ内定時とは状況が変わっていて、大きかったのは、開発のフェーズにある「実際にコードを書く」というのが外に委託する方針だったことです。
コード書きたくて入ったので、率直に「まじかー」となりました。
まあでも社員の間では「頼むより自分たちで書いた方が早いのでは」論はあったし、設計とかやったことない仕事はたくさん転がっていたので、そっちを楽しむ方向で過ごしました。
そのあと年があけて、2018年の1月くらいに部署で方向転換があって、コードを書く仕事も回ってくるようになりました。
そこから半年くらいは外部委託分の設計と並行して、自分で開発する分の設計書書いて開発もしてーってやってました。結構楽しかったです。今振り返ってもこの時期が一番たのしかったかなあ。
で、2018年の7月くらいに、2ヶ月後の9月にチームの先輩全員辞めるぞって話になって、1度目の転職を考えることになります。この時はキャリトレとかビズリーチとかのアプリを利用していました。
この時の理由はすごくシンプルで
・10月からのチーム運営を担える気が全くしない
残るメンバーとしては私の同期と後輩が一人で、すでに自分の仕事で手一杯なのに、死ぬぞ……?という気持ちでした。
で、就活を諦めた理由は3つで
・コードをかける開発職で転職しようとすると給料が下がる
どこもそうですけど、インセンティブは上流工程>下流工程なので、どうしても実装を主業務として探すと下がる(元が高いのもある)
・そもそも経験用件を満たせていないので、未経験者扱いになる
実装経験三年以上が多いぞ
・転職したいとなった理由の逃げの姿勢が気にくわない
性格の問題。別に他人がそれで転職してるのは何とも思わないです。大変だもんねってなります。
ただこういうこと思ってますは上長に伝えて、9月末で組織が動いたのもあって別チームに異動ということ解消されました。その後半年以上働いてたし、普通に楽しくやれたのでこれは良かったなと思ってます。
転職アプリを入れて色々と外を見てみると、驕りを正せたり、目指すべき場所が見えてくるので、転職ガチで考えてないけど仕事は辞めたいかもしれない~って人に転職アプリはわりとおすすめしたいです。
2度目の転職検討(2019年2月)
異動先では、前の部署でよく書いていた機能の経験が重宝されて、だいぶ好き勝手やらせてもらえました。
が、2月くらいにふと、「自分で考えるか、人に教えるばっかりになってるなあ」となってしまいました。ペーペーが何言ってるんだって話ですが。
それでもフロアを見渡せば、同期や後輩ばかりが目について、チームは8割が同期で、みんながメインで仕事をしている状況。経験値のある先輩や上司はマネジメントの仕事に手を取られていたので、実装手法で困ったときに相談できる人があんまりいなかった。
自分で調べて考えてベストを探すのも楽しかったんですけど、自分が目指すところを考えた時に、そろそろ「ちゃんとした」開発もやってみたいなという気持ちになりました。(コード規約とかコードレビューとかが機能してなかったので、基本的にみんな好きな本から取り入れた我流で、よく宗教戦争してました)
転職活動をする(2019年2~4月)
転職活動はエージェントを利用しました。
エージェントは、あんまり手間をかけないで転職したい人にはお勧めです。私は某大手エージェントを利用しましたが、大体下記の事はやってもらえてました
・選考の日程調整(めちゃめちゃ助かった)
・面接前の質問集(私の場合は前日に全部頭に入れて朝そのまましゃべるスタイル)
・面接後のフィードバックやモチベーション維持
毎日終電で帰っていたなかでも2ヶ月で6~7社はこなせたので助かりました。
一方でやっぱりテンポ感が早いし、転職前提になってしまうのはデメリットですね。
私は最初、絶対に転職したいわけじゃなくて、じっくり選んで条件がそろっていたらそこに行こう暗いの気持ちでしたが、「どこも気に入らないから転職しません」はちょっと言い出せないなあと思いました。
あとは、向こうの利害関係が透けて見えてしまうのが割り切れない人はしんどいかもしれないなあと思います。最初の利用を決める前の段階で「ここどうですかね」って見せてもらった求人は全部音沙汰無かった辺りが特に気になりました。偶然かもしれないですけど。
最終的には、今の職場がほぼ希望通りなので、いい転職をさせてもらったなと今のところは思っていますし、エージェントさんには感謝しかないです。
転職活動と就職活動の違いとしては、面接でめちゃめちゃ話せるようになってたことが大きかったです。
基本的に書類は希望年収で落とされまくってたんですが、面接は殆どなかった気がする。あっても、面接中から「あ~相性わるいな」ってわかるようなところだったので、落されても納得感がありました。
まああと人事じゃなくて現場の人と面接したので、バックグラウンドが想像しやすいから話しやすかったし、結構盛り上がりました。
この辺りはキャラの問題かもしれませんが、就活の時みたいに病むことは無かったです。むしろやるたびに元気になっていた気がする...
前職を退職する(2019年6月)
4月末に内定先の中から今の会社に承諾の返事をして、GW明けに退職を伝えました。
これは完全に上司ガチャでSSRを引いた結果なんですけど、特に問題なく一週間後には人事に退職届を提出できていました。
有給もばっちり全部使い切って、6月のボーナスももらって退職しました。
有給期間中は結局ずっと家に居て、これから退職する人にはぜったい旅行とか行っといたほうがいいよって言っておきます。
転職後はその有り余ってる代休も有給も無いぞ!
現職で働き始める(2019年7月~)
楽しく仕事させてもらってます。
久々に会った友人にも「切羽詰まってるのがなくなった」と褒めてもらえたので、今のところはプラスになっているみたいです。
ながく続けられたらいいなあと思います。